2018年ノンデイリープロダクトの市場規模は1兆7000億円に!
拡大し続けるノンデイリー飲料のマーケット
世界的な植物性飲料の市場規模は2018年に163億ドルになる見込みであるとアメリカのリサーチ会社が分析している。これはレートで換算すると、1兆7000億円の規模となります。2010年の市場規模が74億ドルだったことを考えると、その成長スピードがとても早いことがわかりますね。
リサーチ会社 – Innova Market Insights によると2016年のノンデイリーミルクの新規商品の導入件数はデイリープロダクト市場全体の7%だった。ちなみに2015年は6%。
過去5年間で見ると、実際に市場に新しく登場したノンデイリープロダクトの数は倍になっている。
市場の変化
この成長をけん引しているのはもちろんアーモンドミルクだ。アーモンドミルクはまずアメリカ市場で急速に人気を得た。2000年はほぼゼロだった市場規模が2016年には10億ドルまでに成長し、すでに豆乳の市場規模を逆転。そしてその成長スピードはますます増すばかりだ。
Innova Market Insights のディレクター Lu Ann Williamsさんは、ラクトスフリー、デイリーフリー、植物由来、ヴィーガン対応商品に興味のある健康志向が強い消費者の数が一気に増えたことが、この市場の成長に繋がっていると分析している。アレルギーを持った消費者ももちろんこの市場のプレイヤーだが、メインプレイヤーではないという。
“多くのブランドがノンデイリープロダクト商品を販売し始めたことで、実際に消費者が購入出来る商品の数量が増えたことや、プロモーションに力を入れ始めたことも急激な市場規模の拡大に繋がっている。一番顕著なのは飲料だが、ヨーグルトや冷凍デザート、アイスクリーム、チーズなどのノンデイリーオプションの人気も拡大している。”
ウィリアムさんは植物性商品自体に対する消費者の理解が進み許容性が増したことで、より多くの消費者が植物性商品を選ぶようになったと分析しています。今まではこのような商品を購入するのはヴィーガンの消費者が多かったが、それ以外の消費者の間でも受け入れられるようになったのが大きいと言えるでしょう。ウィリアムさんは更に下記のような点を指摘しています。
“この市場に参入するブランドが増え、商品のチョイスが増えたことや、様々なフレーバーのチョイスが増えたこともより多くの消費者を魅了することに繋がっている”
“この市場がこれからも成長していくことは明らかだ。アーモンド、カシューナッツなどの単一の原材料を使った商品のバラエティーも豊富になってきたが、これからはアーモンドとココナッツなどの違う原材料を組み合わせたような商品のバリエーションも増えていくだろう。”
“アメリカの消費者の約40%がノンデイリープロダクトを購入する上で重要なのは”味”だと答えている”
増え続けるチョイス
リサーチ会社によると、植物性由来の商品を作る原材料もバリエーションが増えてきているという。中でもカシューナッツ、マカダミアナッツなどの人気が向上していて、その他にはフラックスシード、ヘンプ、ルーピン由来の商品が登場してきている。
ウィリアムさんは
“大豆以外の植物性由来の商品が一気に増えている。お米、オーツ麦、大麦、アーモンドやヘーゼルナッツなどのナッツ類、そしてヘンプやフラックスシードなどの変わった原材料まで”
“最近では上記のような新しい原材料で作った商品やそれらを組み合わせたような商品の市場への導入が活発な事に加え、コーヒーを植物性飲料を加えたようなお洒落な商品が市場を賑わしている。”
と市場の動きに注目しています。
日本でもアーモンドミルクなどの輸入商品を目にすることも増え、大手飲料メーカーが続々とアーモンドミルク市場に参入をしています。またカフェでアーモンドミルクをチョイス出来るところも増えました。スターバックスも昨年秋に正式にアーモンドミルクをオプションに追加し、日本のアーモンドミルク市場もますます盛り上がってくるのではないでしょうか?
まだアーモンドミルクやその他植物性飲料を試したことがないという皆様、是非一度試してみてください。ブランドによって味なども違うので色々飲み比べしてみてくださいね!
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