アーモンドミルクなどにも使用されてきた カラギーナンが禁止材料に!
アメリカのUSDA 傘下のNOSB (National Organic Standards Board ) によると、乳化剤として今まで使用されていたカラギーナンのオーガニック食品での使用を2018年までに完全に禁止すると発表した。カラギーナンはココナッツミルクやアーモンドミルク、豆乳、コーヒークリーマー、アイスクリーム、カッテージチーズ、デリミート、また離乳食にも使われていることが多いです。 乳化剤目的で使用されるこの添加物は、発癌性があるという研究結果が出ているので食品自体にましてはオーガニック食品に使用されるべきではないという考えが今では主流となっています。
カラギーナン入りのコーヒークリーマーを購入したことがある人ならわかるかもしれないが、10日ほど置いておくと、ボトルの底に糸を引くようなベタベタしたようなものが残ることがある。それがカラギーナンなんです。カラギーナンは藻の一種である紅藻(こうそう)から抽出される特有の物質で、他の海藻や樹脂類(ガム)などからは抽出されない。このカラギーナンは胃腸などの炎症を引き起こすなど身体に悪影響を及ぼすといわれている。
40年以上も科学者はカラギーナンを摂取するのは危険だと警告していた
動物研究や試験管内研究では、カラギーナンが胃腸器官の炎症や腸管病変、潰瘍症、癌細胞の誘発を引き起こすという結果が報告されています。一番の問題は、カラギーナンが胃腸の酸性の環境で変化することで胃腸の働きを劣化させ、癌細胞の誘発につながる恐れがあるということです。カラギーナンは栄養価的にゼロであるにも関わらず長年凝固剤として利用されてきたのです。
カラギーナンは、ヨーグルトやサワークリーム、アイスクリームのねっとりとした食感を作り出すのに多く利用されてきました。またチョコレートミルクやシェイクなどの分離しやすい商品の安定剤としても使用されてきました。
またデリミートや鶏肉の加工品などにも使われることも多いのです。このような加工業者はチキンやターキーなどを柔らかくジューシーに仕上げるためにカラギーナンを注入しているのです。スライスミートの形を維持するためにも使われます。
その独特な構造から、カラギーナンが体内に入ると危険を察知し身体の自然免疫反応が反応します。カラギーナンを日常的に摂取すると、炎症が慢性化し、癌や心臓病、アルツハイマー、パーキンソン病のような重篤な病気につながる恐れがあるのです。
もっと悪いことに、カラギーナンは身体にとって有効な酵素の働きを防いでしまい、インスリンの分泌を妨げることもわかってきています。
カラギーナンが国の指定リストから正式に外れることが決まった
カラギーナンは公式に国が指定するオーガニック食品に使用可能な原材料のリストから外されました。前述のNOSBの会議において、カラギーナンに関する3000を超える研究結果が報告され、その危険性が共有されました。あるオーガニック野菜の生産者はカラギーナン抜きのアイスクリームを製造し、消費者に喜ばれていると発表しました。またカラギーナン抜きの食生活を続けた消費者からは、胃腸の調子が格段に改善されたという報告がありました。
カラギーナンは1980年に製造メーカーの情報に基づいてNOSBによって認可された経緯があります。この時のメーカーはFDAやUSDAだけでなくNOSBも欺くことに成功したんですね。ロビイストたちが暗躍し、アメリカの食品基準をも捻じ曲げたのです。
そしてついに昨年の春にいくつかの農業関係者や消費者グループ、科学者たちが立ち上がり、カラギーナンがオーガニック食品の製造基準に合わないことを証言したのです。
カラギーナン業界は乳化剤(凝固剤)の危険性についての研究を阻害してきた
20年以上もの間、カラギーナンの製造業者による否定的な研究の阻害もあって、ほとんどのオーガニック食品メーカーは自然界に存在する海藻類から抽出するカラギーナンは安全だと信じてきたのです。査読対象であるはずの研究結果でさえ消費者から隠されてきた経緯があります。今では”Cornucopia”のような消費者団体によって、危険性のある食品の情報などが提供されるようになりました。 もし胃腸に問題があったり、直腸痙攣や慢性的な下痢などに悩まされている方は自分の摂取している食品の原材料を見直してみる価値はあるかもしれませんよ。
Califia Farms – カリフィアファームズのアーモンドミルクは、カラギーナンフリーの商品なので安全です。またグルテンフリー、ソイフリー、non-GMOの商品でもあるので、ノンデイリーミルクのオプションを検討している方に安心して飲んで頂ける商品です。
カリフィアファームズのアーモンドミルクはこちらから!