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酪農業者が植物性ミルクの”ミルク”という呼び方に待った!!

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日々アメリカでは消費者の牛乳離れが進んでおり、アーモンドミルク、豆乳、オーツミルク、ライスミルクなどの植物性ミルクがその代替品として人気となっています。

そんな中、アメリカでそもそも"ミルク"と呼んでいいの?という議論が起こっているというニュースを目にしたので、アーモンドミルクを販売している弊社としてもこのコントロバーシャルな議論を少し紹介してみたいと思います。

 

酪農業界の主張

そもそもミルクって何なのでしょうか? アメリカの農業支援団体であるDairy Connect はミルクの代替品としての植物性飲料を"ミルク"と表記することは消費者を混乱させることになると反対しています。この主張には乳牛の生産者だけでなく、ラクダ、バッファロー、羊、山羊などのミルクの生産者も同調しているそうです。

植物性飲料のアメリカ市場での売上高は14億ドルを超え、過去5年で54%も売上を伸ばしました。

先述のDairy Connect のチーフエグゼクティブ Shaughn Morganは、この表記に関するアメリカの食品基準規約の定義は間違っているのではないかと主張しています。彼は規約はあるのに、政府がそれを正しく実行しなければ、消費者はそのまま受け入れてしまう"と言います。また、もし消費者がスーパーマーケットに行って豆乳やアーモンドミルクの棚を見た時にミルクと表示されていれば乳製品と勘違いしてしまうことがあるだろう"と訴えています。

Food Standards Code – 食品基準規約 の 2.5.1 条には " ミルクは動物の乳腺分泌物"であると定義されている一方、規約では動物性の食品もこの呼称を使用しても良いとなっていて、消費者に間違った判断をさせていないという伏線も張っているそうです。

Morgan は"私たちが議論したいのは、消費者が混乱しないような呼び名を考えるべきだということです"と。

“アーモンドには乳房はないでしょ?牛にはある、植物にはない" というのが彼の言い分です。

 

ちょっと面白いですね(笑)

 

消費者は実際に混乱しているの??

栄養士の Tracie Connor は現在市販されている植物性飲料の中には、牛乳と比べてもカルシウムやタンパク質の含有量が同等量、もしくは牛乳以上に多い商品もあるので、すでに大打撃を受けている乳製品業界にとっては大変だと語っています。

彼女は"実際に消費者が選ぶのに困っていることは、その呼称ではなく、どんな飲料を飲めば健康になれるのか?ということです"と言っています。

また “今は商品自体のチョイスが多すぎるのです。それが消費者を迷わせているのです。大切なのはお客様に商品知識を持ってもらうことであって呼び方はそんなに重要ではないのです"とも彼女は主張します。

 

色々な考え方はあるものの、酪農業者を支援するDairyConnect としてはやはり植物性飲料に"ミルク"という呼び名ではなく、"ウォーター"や"ジュース"にすることが良いと主張し、それが実現するならこのロビー活動もしなくても良いと言っているそうですね。

Dairy Connect のMorgan さんも"我々はけして消費者が植物性飲料を購入することに反対しているわけではない"と。ただスーパーマーケットで買い物をする際に正しい情報をもとに商品を選んでもらいたいだけ"と。

 

まとめ

アメリカでは1950年代に比べると牛乳の消費量は8割程度も減少していると聞きます。酪農業者もそれは大変だろうし必死になりますよね。上記のニュースは酪農業者にとっては正当な理由に聞こえるような気もしますが、これだけ植物性ミルクが普及した今となっては、なんだか寂しい主張にも聞こえてしまいますね。

ただ消費者に正しい情報を伝えるといういうことは大切なことです。食品表示は厳しくあってしかるべきだと私も思います。

日本人にとってもアーモンドミルクはまだまだ新しい商品ですので、ミルクっていうから牛乳と一緒なの?と思っている人もいるかもしれません。だから我々としてもアーモンドミルクやその他の商品についてもしっかりと理解していただくために情報発信をしていかなければならないなと思います。

牛乳だって栄養価が高い飲み物ですし、牛乳を一切排除すべきという議論ではないのです。自分が購入するものが一体どんなものなのか?どんな栄養素が含まれているのか?欠けている栄養素はそれ以外でどんなもので補えるのか?など我々消費者自体もしっかりと知っていくことも大切ですね!

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